こんにちわ。綾川です。セスキ炭酸ソーダ生活!とタイトルづけているのに最近はめっきり活躍の場を失っているセスキです。
だってね…セスキ炭酸ソーダってカビには無効無能まじつかえんのですわ。今は梅雨の時期、対策したいものといえばカビです。カビが生えた場所にセスキを使っても全く意味はありません。
もうこれじゃ梅雨を越えられない。カビる一方ですよね。
と、そんなことをいっていたって始まりません。では、カビを退治してくれるものは他にどのようなものがあるのでしょう。お金もあまりかけず、ナチュラルクリーニング目線で考えていきたいです(”◇”)ゞ
カビには無能?セスキが効かないわけ
アルカリ性とはいえ
まずは、なぜセスキ炭酸ソーダがカビに効かないのかをさぐっていきましょう。
一般的な市販のカビ取り剤はアルカリ性です。ではセスキはというと…それがアルカリ性なんですよね。同じアルカリ性なのになぜセスキは無能なのよと思いますけど、これは洗剤の強さにあります。アルカリ性の強さはセスキよりもずっと市販のカビ取り剤の方が上です。単純にセスキだと成分が弱すぎるというわけですよね。
アルカリの強さでいうとこんな感じ。
重曹<セスキ炭酸ソーダ<炭酸ソーダ<過炭酸ナトリウム
カビには塩素系が一番きく
界面活性剤入りの塩素系のカビ取り剤が市販品には圧倒的に多いわけはカビにバッチリ効果があるからです。頑固な黒カビってセスキはもちろんのこと過炭酸ナトリウムのような酸素系の洗剤であっても効果は薄い場合があります。
どうにも酸素系って洗剤の効き目からするとマイルドなんです。優しい洗剤なのでカビみたいな頑固汚れには効きずらい面があります。
あまりに頑固なカビ汚れには塩素系で対処するのがいいでしょう。落としたそのあとはセスキや重曹でカビ予防をするのがおすすめです。
うちのお風呂の床の黒カビも酸素系でいろいろ試していますが今のところ効果がうすいです…あきらめて塩素系の方がいいのかしら…(;・∀・)

この記事で紹介した方法…ピンク汚れには効いても黒カビはイマイチです。とはいえ塩素系は洗剤が強く、子どもがいる家庭などではためらわれる方もいるでしょう。やっぱり酸素系のほうが効き目がマイルドな分、人の体にも優しいものです。環境にも塩素系ほどの負荷はかからないといいます。
そういったナチュラル洗剤ができればいいんだけど…という方ならば色々酸素系で試してみてください。使い方次第で酸素系も威力をますこともできますから。
カビに効くかもしれない酸素系掃除
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)がカビに効きます!界面活性剤がないぶん安心して使用できる洗剤です。とはいえタンパク質を分解するので肌に触れないように手袋をしましょう。水に反応するとガスも発生するので換気は必須です!
日本版・オキシクリーン(1.5kg) 酸素系漂白剤

水溶液にする
さきほども紹介したピンク汚れに効いたという過炭酸ナトリウム掃除の記事ですが、この内容はお湯に溶かした過炭酸ナトリウム水溶液を使う方法です。
水でなくお湯を使うことで過炭酸ナトリウムの威力をひきだしています。でもこれはあまり黒カビには効きませんでした。
ペースト状にしてラップする
洗剤をその場にとどまらせておくために過炭酸ナトリウムをペースト状にとかして塗るという方法があります。ペースト状に塗りつけた後、もっと効果をあげるためにペーパーをしきラップパックするといいです。長時間放置した後、ブラシなどでこすって洗い流せば完了です。
これでカビ退治できる場合もあります。
このレシピで実行したところ…あまり効果が実感できず…うーんという感じ。ただ溶け残りがあったのかこのときはペースト状というよりもザラついていました。調べたところ10分ほど混ぜ続けるとしだいにペースト状になってくるとのことだったので混ぜ方が足らなかったのかな?
もしこの方法で実行するのならよーく混ぜましょう。湯の量を調節すれば固めのペーストもつくれるので壁やタイル目地にも使えます。
重曹が皮脂や石鹸カスよごれを落とし、過炭酸ナトリウムがカビを根元から退治してくれます。
もう一つの方法が消石灰バージョン!こちらの方が威力が高くカビ取りには効果的です。以前、あさイチでも紹介されていた方法ですね。
消石灰は園芸店などで購入ができます。ただ重曹と違い粉が舞うのでマスク等着用するのがいいかも。
いずれの方法もペーストを作ったらその場で使い切りましょう。つくりおきは厳禁です!

カビ予防にこそセスキ炭酸ソーダ
カビを撃退することができたら今度こそセスキを使いましょう!カビにはあまり効果がないセスキでも予防掃除にはとっても使えるんです。
浴槽や床、カビが生えてくるかもしれない場所にセスキ水をスプレーします。あとはブラシでこすって流せばOK
これを日々繰り返すことでカビ予防になり、ピンク汚れさえ生えなくなります。

最後に
どうしてもとれない黒カビ汚れ、今現在私も戦い続けていますがなかなかとれませんね。こうなる前に予防するのがやっぱり一番です…。この汚れがとれたら今度は防カビ対策徹底したい(;´Д`)